FUNAI製品の優れたコストパフォーマンスを生み出しているのは、設計段階からのさまざまな工夫です。
基幹部品の内製化や部品点数の削減、使用部材の見直しに加え、工程数の削減や設計業務の海外移管などによる設計・生産コスト削減へのたゆまぬ努力が、厳しい価格競争に打ち勝つ世界トップクラスのリーズナブルな価格を実現しています。
FUNAIの各工場では、独自の生産システム「FPS(フナイ・プロダクション・システム)」を導入しています。
これは、「ベルトコンベアのスピードを上げる」などの負荷を生産ラインにあえて与えて問題点を浮かび上がらせ、改善するシステム。このサイクルを繰り返すことで、継続的な生産性向上を図っています。
タイ工場
フィリピン(セブ)工場
FUNAIは、最適な地域に生産拠点を集中させ、現地資材調達を実施することで価格競争力を高めています。
アジアの中でも特に近年では、中国での労働者不足と人件費上昇を踏まえてタイ工場の増強を進めています。
同時に、新たな生産拠点としてフィリピンのルソン島ではインクジェットプリンターの製造をスタートしました。
FUNAIの液晶テレビは、世界最大のマーケットである北米で第4位のシェアを獲得しています。しかし、北米依存ではなく、バランスのとれた地域別売上構成を目指し、日本市場の強化とメキシコを含む中南米などの新興市場への展開に力を入れています。