研究開発

マイクロフルイディクス技術

ピコサイズの流体吐出技術を多様な分野へ応用展開。

当社では自社開発のエンジンを用いたインクジェットプリンターを生産していますが、これに使用しているインクジェット技術を含む、サーマルジェット技術の大きな可能性に着目し、マイクロフルイディクス(微小流体)の技術領域でノウハウ蓄積とともに、広範囲な知的財産を取得してまいりました。

そのマイクロフルイディクスと、化学、材料、制御及びIC設計などの専門技術を独自に組合せる事により、工業界、商業界から、一般消費者にまたがる多種多様なアプリケーションに関して、トータルソリューション(設計、製品化、製造、サービス)を提供することが可能となります。

当社では現在、上記の産業用/民生用の印刷機はもとより、バイオメディカル分野での微小ディスペンサ、ラボオンチップ(Lab-on-Chip、超小型実験装置)やポイントオブケア検査(POCT)装置のためのマイクロフルイディックモジュールを開発しています。

また、下記の図はその中の応用参考例ですが、「味覚」や「臭覚」を刺激するデバイス、「健康」「美容」に貢献するデバイスなど、さまざまな分野への展開を⽬指して⽇夜研究開発を進めています。

TVバックライト(内製)先行技術開発

世界各地のTVへの要望に応え、リードする開発体制

写真:55インチ大型TVのバックライト

当社は北⽶を中⼼として世界中にさまざまなブランドでTV製品を展開しています。世界中のTVの次のトレンドをいち早くつかみ、より多くのユーザーに受け入れられるTV製品を目指して、企画・開発を⾏っています。

中でも、バックライトはTVの明るさやコントラスト、色再現、画質というTVにとって重要な性能を決めるもっとも大事な部分を担っております。そのため昨今主流の4K2K⾼解像度 大型液晶パネルから、小さなLED1個に至るまで、日々進化する要素部品の動向を把握し、常に最新の技術を先行して取り入れながら企画や性能を検討を進めなければなりません。同 時に、供給する地域や製品コンセプトに基づき性能と価格のバランスを考慮しつつ、光学系設計・解析、機構設計・強度解析、熱解析、信頼性確認など長年培ってきた当社TV製品に対する技術力を結集させ、最終製品につなげています。

また、TVの将来のトレンドを踏まえ、DVD・BD関連製品を通して蓄積してきた最先端のレーザー技術を活かした次世代光源についても検討および開発を開始しており、TVの広色域/高画質化へと、さらに進化させています。

バックライト開発の流れ

図:バックライト開発の流れ