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2017年3月期の業績

北米市場に投入した4KBDプレーヤは販売好調だった一方、液晶テレビは北米市場での新規顧客販売が想定通りに進まなかったこと、オーディオアクセサリーの売上が契約終了によりなくなったことなどにより、当期の売上高は133,838百万円(前期比21.3%減)となりました。また、液晶パネル価格の高騰やメキシコでの価格競争激化による粗利益率の減少などにより営業損失は6,775百万円(前期は10,539百万円の営業損失)、メキシコペソに対する円高による為替差損などにより経常損失は7,726百万円(前期は13,653百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は6,745百万円(前期は33,839百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。

自己資本比率はフィリップス仲裁金支払いが終了したことなどにより70.4%(前期は54.0%)と改善し、財務の健全性を高めています。

今後の成長戦略

2018年3月期から3カ年計画で、赤字からの脱却、AV事業の拡大強化、生産性向上の3つを柱にAV事業を中心とした収益改善を進めます。赤字からの脱却として、自社開発プリンターの不採算製品の縮小や製造コストの見直し、μ(マイクロ)フルイディクス(微量流体制御技術)への投資の一時縮小の検討を行うほか、アメリカ販売子会社の組織統合などを進めます。AV事業の拡大強化として、2019年までに北米シェア15%を目標に、4K・大型モデル・NET対応モデルのラインナップの拡充や販売チャネルの拡大を進めるとともに、国内では2020年までにシェア20%(年間100万台販売)を目標に、ヤマダ電機でFUNAIブランドの独占販売を開始、2017年春に11モデル、秋に2モデルを追加する計画です。同時に「強い船井電機を取り戻す」を合言葉に、最新技術、最新設計、最新部品を採用した先行開発を強化。部品の内製化や海外工場の生産地での調達比率アップを進め、市場競争力を高めていきます。これにより、2018年3月期は売上高1,600億円、営業利益6億円、さらに2020年3月期には売上高2,100億円、営業利益60億円と、黒字体質への転換を図っていきます。

また私が指揮を執る新たな経営体制のもと、業務改善とさらなる発展を目指し、経営のスピード化とコーポレートガバナンスの強化に邁進していきます。

代表取締役 執行役員社長 船越 秀明