事業所における活動と実績

環境負荷の現状

船井電機本社では、資源・エネルギーの効率活用、廃棄物削減とリサイクル率拡大という環境保全活動を推進するため、資源・エネルギーの投入量(インプット)、廃棄物などの排出量(アウトプット)、そしてリサイクル量の把握と分析をしています。

廃棄物のゼロエミッションを達成しています。

環境負荷図

図:環境負荷図

Input Output
電力 本社内で使用する購入電力 CO2 電気・ガス・ガソリンの使用にともなって発生する二酸化炭素
ガス 本社食堂で使用 リサイクル 事業活動から生じるゴミで、他の資源として利用できる物、および、サーマルリサイクル(発電利用)で焼却処分される物
ガソリン 本社社有車で使用
上水道 本社内の洗面所などで使用
OA紙 本社内で使用するコピー
およびプリント用紙

活動内容と実績の年度推移

電力使用量

船井電機では二酸化炭素(CO2)削減に取り組んでいます。国内は事業所主体であり、エネルギーの主な消費は電力の使用となっています。従業員には省エネ活動の教育を行い、クールビズ・ウォームビズ等により省エネを推進しています。オフィス内の電灯は全てLED化しており、間引きを行う等節電に努めています。

2015年は空調設備のタイマーOFF設定の徹底。室温管理に努めました。この結果2015年度の電力使用量は2014年度と比較し5%以上の削減を達成しました。

電力使用量推移

グラフ:電力使用量推移

2015年度の省エネへの取り組み

省エネへの取り組み(主なもの)
1. 食堂用ボイラーの設定温度を見直し下げる事で都市ガスの消費量削減
2. 屋上のエアコン室外機26台に遮光ネット設置
3. エアコン自動OFF設定、クールビズ、昼休憩の一斉消灯など

写真:天井蛍光灯550本をLEDランプに交換屋上室外機の遮光ネット

 

年間の二酸化炭素排出量

2015年度の本社事業活動の結果、発生したCO2量は年間1,595t-CO2となり、前年比5%の減少となりました。

二酸化炭素排出量推移

グラフ:二酸化炭素排出量推移

ゼロエミッション活動への取り組み

ゼロエミッションの達成

2007年度から2010年度まで、廃棄物に占めるリサイクル比率を向上させるゼロエミッション達成率の改善活動に努めてきました。その結果、2011年8月に廃棄物のゼロエミッションを達成しました。

リサイクル品目一覧

薬品・乾電池・ランプ・ダンボール・古紙
テレビ・パソコン・木枠パレット・カン・ビン・ペットボトル
廃油・発泡スチロール・金属ゴミ・廃プラスチック
家電リサイクル法対象外の廃家電、試作製品、古い測定器
一般廃棄物、食堂残飯

廃棄物リサイクル処理の歩み
2005年以前 ダンボール・古紙・電池・蛍光灯・廃薬品・空飲料容器・テレビ・パソコン・廃家電のリサイクル
2005年 5月 食用廃油のリサイクル
2006年12月 発泡スチロールのリサイクル
2007年 3月 金属ゴミのリサイクル
2007年 6月 木枠パレット、古い測定器のリサイクル
2008年 2月 廃プラスチックのリサイクル
2008年 6月 家電リサイクル法対象外の廃家電および試作製品のリサイクル
2009年 7月 廃プラスチック、産業廃棄物のリサイクル
2011年 8月 一般廃棄物、食堂残飯のリサイクル
廃棄物のゼロエミッション達成
2012年10月 廃プラスチックをサーマルリサイクルからケミカルリサイクルに変更

木枠パレットのリサイクルの実績

2007年度より木枠パレットのリサイクルに取り組んでいます。排出した木枠パレットは、肥料およびチップ化されて再生板に加工されます。

2015年度は7,530kgの木枠パレットをリサイクルしました。

写真:木枠パレット木枠パレット

写真:破砕されたチップ破砕されたチップ

写真:再生板再生板

紙リサイクルの実績(ダンボール、古紙)

資源の有効利用として、紙のリサイクル活動を行っています。

紙リサイクル推移

グラフ:紙リサイクル推移

発泡スチロールリサイクルの実績

2006年12月より発泡スチロールのリサイクルを開始、2015年度の実績として1,860kgがマテリアルリサイクルされプラスチック製品として生まれ変わりました。

図:発泡スチロールリサイクルの実績

金属くずリサイクルの実績

2007年度より金属くずのリサイクルに取り組んでいます。2015年度の実績として10トンがマテリアルリサイクルされ、新たな部材として生まれ変わりました。

写真:金属くずリサイクルの実績1

写真:金属くずリサイクルの実績2

廃プラスチック、産業廃棄物リサイクルの実績

2012年度10月より廃プラスチックはサーマルリサイクルからケミカルリサイクルに変更しました。2015年度の廃プラスチック排出重量は16トンで、全てケミカルリサイクルしました。

産業廃棄物および廃プラスチック量推移

グラフ:産業廃棄物および廃プラスチック量推移

一般廃棄物の削減

2015年度は廃プラスチック類の分別を推進することで、一般ごみを5%削減できました。

一般廃棄物量推移

グラフ:一般廃棄物量推移

容量45Lのゴミ袋を使用しています。

その他の活動

事業所活動に関する環境教育等

船井電機の環境方針および活動内容を周知し、環境活動定着のため、定期的に環境教育を実施しています。

教育内容 教育時期 対象者 教育内容
新入社員教育 入社時 新入社員全員 ISO14001の概念・活動内容
一般教育 6回/年 全社員 ISO14001事務局作成資料
専門教育 毎月1回 主に技術員 製品環境委員会事務局
推進委員講習会 年1回 ISO14001推進委員 講師作成資料

クールビズ期間を延長し、省エネ活動を推進

船井電機では、2010年度よりクールビズ期間を5月のゴールデンウィーク明けから10月末までとしています。また、2011年度より6月~9月の3カ月間は、環境省が「室温28℃でも快適に過ごす」ことを目的として推進しているスーパークールビズを実施しています。